武富士の責任を追及する全国会議

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武富士一万人訴訟ニュース 第34号(5陣4回目,3陣5回目,2陣6陣併合7回目)

武富士一万人訴訟ニュース 第34号(5陣4回目,3陣5回目,2陣6陣併合7回目)

平成25年1月21日

武富士の責任を追及する全国会議
代表 弁護士 新里宏二
事務局長 弁護士 及川智志
〒271-0091 千葉県松戸市本町5-9 浅野ビル3階 市民の法律事務所内
電話047(360)2123 FAX047(362)7038 http://takefuji-tsuikyu.com/

事務局次長 司法書士 乾 亮太朗

皆さんこんにちは。
本日東京地裁裁判所で行われた、三つの訴訟の期日の報告をお送りします。
東京では年明け一回目の裁判でした。

第5陣4回目午前10時~東京地裁522号法廷

1、出廷した当事者、裁判官、書記官

斉藤繁道裁判長,鎌野真敬裁判官,手塚隆成裁判官,前田久徳書記官,原告代理人4名,被告代理人5名が出廷しました。

2、主なやりとり

※法廷でのメモのおこしです。()内は僕の解説です。

斉藤裁判長
お待たせしました。
双方から書面が出ています。
原告は第12準備書面と,第13準備書面を陳述されますか。

原告代理人
はい,陳述します。

斉藤裁判長
口頭で弁論要旨の陳述を希望されていますが,被告にご意見はありますか。

被告代理人
はい,結構です。

斉藤裁判長
それでは,5分程度でお願いします。

新里団長
それでは第12準備書面の要旨を口頭でご説明します。
(口頭弁論要旨より)
第12準備書面では、亡保雄と被告健晃の任務懈怠行為が、一連して武富士を倒産させるに至ったことを、因果の流れに沿って再度整理している。概要は以下のとおりである。

第1 平成15年末ころまでには武富士の反社会性が公然となった。

 1 暴力団、警察との癒着
株式の上場のためなら暴力団に大金を使い、利用し、その暴力団対策として警察に賄賂まがいの行為をする会社である。

 2 盗聴事件
株価の下落防止のためなら、盗聴という犯罪をも厭わない会社である。

 3 ノルマ漬けと「激バキ」
会社の業績が株価に反映することから、貸し付け、回収について従業員をノルマ漬けにして、亡保雄の二男で営業統括本部本部長の被告健晃らによって「激バキ」と言われる怒声でその実現を強いて、その結果として従業員が違法な取り立てをする会社である。

 4 メディアへのアメムチ
メディアによる非難が株価に影響を与えるとして、一方で多額の広告費を使いメディアを懐柔し、他方、批判に対しては高額の慰謝料を求める名誉棄損訴訟を多発し、言論を封殺する会社である。

 5 武井主導の違法行為
以上の行為は亡保雄主導または了解のもとになされていた。
こうした武富士の反社会性についてはすでに立証済みである。

第2 株価下落は武富士の命取りであり、それを亡保雄も被告健晃も知っていた。

   武富士はメインバンクを持たず、国内外の金融機関から、また社債等によって市場から直接、資金を調達し、特に外資から多く資金調達してきた。
武富士が株価の下落を阻止しようとしたのは、株価によって資金調達の内容が変わってくること、株価が高額であれば金融機関から借り入れる金額や条件が有利となり、社債発行条件も武富士に有利になるからである。
他方、株価が低迷すると、武富士は資金調達難に陥ってしまう。
担保という観点からも、武富士にとって株価の維持は生命線であった。
このように武富士にとって株価の下落が命取りになることを十分に知りながら、亡保雄及び被告健晃は、盗聴事件や数々の不祥事等、これまでに原告らが指摘してきた様々な任務懈怠行為により、武富士の株価が暴落する原因を作った。

第3 亡保雄逮捕・有罪後も武富士は市場の期待をことごとく裏切り、破綻した。

 1 再度の業務停止
平成16年11月17日、亡保雄に有罪判決が下された。
そして、その1か月後の同年12月17日、武富士は業務停止の行政処分を受けた。大手の貸金業者で複数の業務停止は初めてであった。
これは、まさに監督官庁が、武井体制の下の武富士には貸金業法遵守体制の無いことを明確に示した処分であったと考えられる。

 2 武井家支配は何も変わらない
平成16年11月には亡保雄の意向により被告健晃の指導役とされた中原氏が解雇され、平成17年1月には外資への株式売却話を進めた川島常務が退任、同年3月には武富士の改革のためにと外部から招聘された元久氏も何らの成果も出すことなく10か月で辞任に至った。
武富士の後任の社長には「武井商店の大番頭」と言われ、亡保雄の側近中の側近であった、近藤光が復帰することとなった。
さらに、この時期、亡保雄及び被告博子から長男である被告俊樹への史上最大の贈与税1600億円の申告漏れの指摘もなされ、武井一族が市場からも社会からも見放されていった。
社会的には多重債務被害がクローズアップされるなか、武富士は、平成18年8月に亡保雄が死去するまでは同人の主導の下、その後は被告健晃の主導の下、旧態依然としたノルマ主義を徹底した。
そのため、違法取り立てが横行し、武富士は、平成20年5月16日、業務改善命令を受けた。

 3 破綻
平成22年9月28日、武富士は、東京地裁へ会社更生法適用を申請、これが受理され、倒産に至った。

第4 不祥事により武富士の資金調達は困難になった。

   武富士の問題性が、亡保雄、被告健晃が実権をふるうことによって解消されず、そのことによって資金が市場から調達できなくなり武富士は倒産した。
とくに、武富士破綻の引き金は、管財人の「報告書」によると平成20年6月に発行した700億円の転換社債型新株引受権付き社債について、債権者が発行日から2年後(平成22年6月)等に無条件で繰上償還を請求する権利を有していたことである。
武富士の負債は、平成20年3月期の5393億円が翌年度には3896億円まで、約3割減少している。
そして、その3893億円の中に上記社債700億円も計上されている。
つまり、武富士の台所は火の車で、2年後の700億円の支払い余力がないまま資金調達をせざるを得ないという、多重債務者が藁をもすがる思いでヤミ金から借り入れる状況に似ている。この時点で武富士の破綻はもはや必至であった。
そして、管財人報告書によると、武富士は、平成21年11月、700億円の社債について、現金や社債交換などの方法を用いて平成22年6月19日の一括償還を回避する方策をとった。
しかし、そうした対策後も残存した414億円の社債について、同日に全額プットオプションを行使され、資産を売却するなどして当座のデフォルトを回避したものの、平成23年4月の6億4500ドル(約545億円)のグローバル債の償還の目途が立たず、会社更生法の申立に至ったのである。
まさしく、武富士破綻の直接的要因は、平成20年6月発行の700億円の転換社債型新株予約権付の社債の償還のために平成22年6月19日に414億円の資金が外部流出したことにある。
そこに至ったのも、平成20年5月の業務改善命令(武富士にとって3度目の行政処分)、その原因を作った相も変わらぬ武井家支配、それに対する市場の不信任と株価下落(上記社債発行当時の2000円が平成21年12月ころには400円前後にまで下落)にあったといえよう。違法行為を繰り返す武富士が完全に市場から見放され自滅していったのである。

第5 結論

   よって、亡保雄、被告健晃によってもたらされた武富士の反社会性が同人らによって払拭されることなく、さらに推し進められたことによって、武富士は正に破綻し倒産したのである。

以 上



斉藤裁判長
被告は12/27付の第4,第5準備書面と,1/10付の第5,第6準備書面を提出されますか。

被告代理人
はい陳述します。
(第5準備書面が二つありますが,日付が違うので日付で特定することになりました)

斉藤裁判長
(証拠の提出手続の後)
次回は,原告の第12,13準備書面に被告が反論するということになります。
期間はどれくらい必要ですか。

被告代理人
一ヶ月半くらいの期間を頂きたいと思います。

斉藤裁判長
次回は,3月22日(金)の午後4時から526号法廷で行います。


第3陣5回目午前10時30分~東京地裁712号法廷

1、出廷した当事者、裁判官、書記官

戸田久裁判長,石井義規裁判官,中野雄壱裁判官,尼子まゆみ書記官,原告代理人4名,被告代理人5名が出廷しました。

2、主なやりとり

※法廷でのメモのおこしです。()内は僕の解説です。

戸田裁判長
期日内に双方から出た準備書面から手続きを行います。
被告の12月27日付第4,第5準備書面,1月10日付第5,第6準備書面を陳述されますね。

被告代理人
はい,陳述します。

戸田裁判長
原告は,第12,第13準備書面を陳述されますね。

原告代理人
はい,陳述します。

戸田裁判長
(証拠の提出手続きが終わった後)
被告から調査嘱託に関する意見書が出ていますね。
それで双方にご意見はありますか。

原告代理人
メリルリンチに対する訴訟が,民事34部に係属しています。
現在民事4部に係属している全国訴訟において記録提出の申立をしています。
民事4部で記録が出された場合は,この部における申立は取り下げようと考えています。

戸田裁判長
他はありますか。

原告代理人
口頭での弁論をお願いします。

新座団長
(第12準備書面弁論要旨の陳述)

戸田裁判長
双方に釈明したい点はありますか。

被告代理人
特にございません。

原告代理人
すみません,第12準備書面の8頁の「6億4500」は最後に「万」の記載が抜けています。
あと,今回は,被告の12月27日付けの準備書面への反論を原告第12,13準備書面で行いました。
今後,被告の1月10日付第5,6準備書面への反論を行うことで,双方の主張はつきるのではないかと考えています。
立証への目処をつけたいと思います。

被告代理人
原告第12,13準備書面への反論を一ヶ月半くらいで行いたいと思います。

戸田裁判長
次回は3月18日の10時から712号法廷で行います。


第2陣、第6陣併合訴訟7回目午前11時~東京地裁606号法廷

1、出廷した当事者、裁判官、書記官

堀田明裁判長,中村心裁判官,森山由孝裁判官,村瀬辰太郎書記官,原告代理人名,被告代理人5名が出廷しました。

2、主なやりとり

※法廷でのメモのおこしです。()内は僕の解説です。

堀田裁判長
裁判体に変更がありましたので,弁論の更新をします。
原告被告双方からそれぞれ準備書面がでています。
先に準備書面の陳述から行います。
(原告の第12,13準備書面,被告の第4,5,6,7準備書面を陳述。双方の証拠を提出,6陣の併合に伴う訴状訂正の申立書を陳述)

堀田裁判長
送付嘱託の取り下げについて原告はどのようにお考えですか。

原告代理人
その方向で検討しています。

堀田裁判長
次回は,原告は被告第6,7準備書面への反論を。
被告は原告第12.13準備書面への反論を行ってください。
関連事件の進行状況はどのようになっていますか。

原告代理人
私たちが1陣と呼んでいる,民事4部の事件が一番進んでいます。
また,今日の三つの訴訟は,内容がほぼ並んですすんでいます。

堀田裁判長
弁論の口頭での陳述に移ります。

新里団長
(第12準備書面の要旨の口頭陳述)

堀田裁判長
次回は3月18日の午前11時とします。

3、報告集会

法廷内の待合い室で、今日の期日の報告が行われました。
雪が降るなか,ビラまきと傍聴に来てくださった方に,及川弁護士からお礼が述べられました。
また,準備書面の内容について,解説がありました。

以上

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