武富士の責任を追及する全国会議

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武富士一万人訴訟ニュース 第20号(2陣6陣併合5回目)

武富士一万人訴訟ニュース 第20号(2陣6陣併合5回目)

平成24年9月3日

武富士の責任を追及する全国会議
代表 弁護士 新里宏二
事務局長 弁護士 及川智志
〒271-0091 千葉県松戸市本町5-9 浅野ビル3階 市民の法律事務所内
電話047(360)2123 FAX047(362)7038 http://takefuji-tsuikyu.com/

事務局次長 司法書士 乾 亮太朗

皆さんこんにちは。
本日東京地裁第606号法廷で行われた、武富士全国訴訟2陣5回目の期日のニュースをお送りします。
今日の期日は第6陣の期日と併合されています。
期日の併合とは、同じ種類の訴訟を一緒に行うものです。
なお前回の期日のご報告は、ニュース15号で行っています。

この訴訟は、全国各地の裁判所で行われています。
このニュースは、東京に在住する僕が、東京地方裁判所で行われる裁判の傍聴の結果をお知らせしています。

第2陣、第6陣併合訴訟5回目午前10時~東京地裁606号法廷

1、出廷した当事者、裁判官、書記官

原告代理人として新里団長をはじめ5名、被告代理人さんも5名。
堀田明裁判長、中村心裁判官、森山由孝裁判官で前回と変更なし。
裁判官の転勤などによる変更がなかったということになります。
裁判官に変更があると、それまでの訴訟手続を引き継ぐために「弁論の更新」を行いますが、今回はそれがありません。
書記官は、大嶋由美書記官です。

前回までに、原告は第5準備書面まで法廷で主張していましたので、今回は、被告が主張する番です。

法廷で主張することを法律用語で「陳述」といいます。

2、主なやりとり

※法廷でのメモのおこしです。()内は僕の解説です。

大嶋書記官
みなさんおそろいですか?
裁判官が入廷、このとき、傍聴人は起立します。

堀内裁判長
まず、被告の第2準備書面と、乙30号証から乙33号証が裁判所に提出されていますが、原告は受け取っておられますか。
(被告が提出する書面を乙号証といいます。これに対し、原告が提出する書面は甲号証といいます。)

原告代理人
はい、金曜日にファックスで受取りました。
ただ、ファックスでは第3準備書面となっていましたので、本日クリーンコピーを第2準備書面として受け取っています。

堀内裁判長
それでは、被告は準備書面を陳述されますか。

被告代理人
はい、陳述します。
(原則として、準備書面は口頭で読み上げ、陳述することになっていますが、ほとんどの場合、先に提出した書面を「陳述します」と言うことによって、書面の全てを法廷で主張する扱いになっています。これは、訴訟を円滑かつ早期に進行させるという目的のためですが、反面、傍聴人からは、どのような主張がなされたのかわからない、というデメリットも発生します。)

堀内裁判長
乙号証は写しですね。

被告代理人
はい。
(被告が提出した証拠書類は原本ではなく、コピーなどの写しであることを確認しています。一般的に原本と写しでは、原本のほうが裁判官への証明力が高いとされています。ただし、これは提出される文書の種類によります。)

堀内裁判長
では、乙号証を提出扱いとします。
原告にお尋ねしたいのですが、送付嘱託手続はどのようになっていますか。

原告代理人
はい、この訴訟は複数の部に係属していますが、私たちが第1陣と呼んでいる事件が係属する第4部において、被告の取締役会議事録が採用されました。
また、第3陣が係属する民事17部において、取締役会議事録、監査役会議事録、常務会議事録が採用され、重複する取締役会議事録以外の書類の提出を受け、現在分析中です。
今後は、それに基づいて証拠及び主張の提出を行いたいと思います。

掘内裁判官
原告が手続をすすめて頂いて、次回は原告の反論ということでよろしいでしょうか。

原告代理人
一点、今回提出された被告準備書面について確認させていただきたいことがあります。
被告の準備書面で、一読しておかしいと思われる部分があります。23頁です。
被告は、提携先のセブン銀行のATMで発行していた書面について、遅くとも平成7年までに、記載内容を変更したと主張されています。
この主張の根拠は、乙31号証と乙32号証のATM用紙だと思われます。
乙31号証には、日付として、070131と記載され、乙32号証には、060927と記載されています。
しかし、それでよいのでしょうか。
平成6年、平成7年、どちらも「セブン銀行」は存在していません。
私たちの経験上、セブン銀行は西暦表示であることが多いです。
なお、被告自身のATM機からが発行した乙30号証は平成の表示になっています。

掘内裁判長
(被告代理人に対し)これはどういうことでしょうか?

被告代理人
調査をしたいと思います。

新里団長
被告が提出された、乙30号証(自社ATM用紙)の貸金業登録番号は、5となっており、31号証は、8となっています。
貸金業の登録は、三年ごとに更新されるものであり、この書面は時期が離れて作成されたものと考えられます。

掘内裁判長
被告の主張と証拠が異なりますね。

原告代理人
ATMに記載された07・・が、2007年を表すとすると、平成19年ですから、最高裁18年1月13日判決以降の文書ということになります。
それでしたら、ある程度の記載がなされた書面が発行されたとしても、被告の主張の根拠になりません。

掘内裁判長
被告はどの程度の期間で調査をやっていただけますか。

被告代理人
長くかかる調査ではないと考えます。

掘内裁判長
一週間程度で調査と、回答をお願いします。原告はそれを踏まえて反論をしてください。
原告はどの程度の期間をご希望ですか。

原告代理人
多量の議事録の調査を済ませて提出したいと思いますので、書面の提出期限を10月29日としていただきたいと思います。

掘内裁判長
次回は、11月12日、午前10時、この法廷(606号)で行います。

3、報告集会

法廷内の待合い室で、今日の期日の報告が行われました。
ところで、東京地裁で行われる期日では、いつも一時間くらい前から、地裁の前でビラ配りをしています。
傍聴支援をお願いするビラなのですが、今日、僕のビラを受け取ってくれた学生さんが傍聴にきてくれました。
夏期休暇の課題で、法廷を傍聴して、レポートとして提出することが求められているそうです。
報告会にも来て頂けたので、及川弁護士に、この訴訟のあらましについて説明をお願いしました。
なかなか簡単に説明することが難しい訴訟なのですが、とてもわかりやすかったです。
学生さんたちを見ていて、僕はてっきり大学生だと思ったのですが、お聞きすると中学生とのことで、法廷のレポートが夏期休暇の課題になるなんて、最近の中学生はすごいなあと思いました。

以上

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