武富士の責任を追及する全国会議

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武富士一万人訴訟ニュース 第19号(第5陣2回目)

武富士一万人訴訟ニュース 第19号(第5陣2回目)

平成24年8月20日

武富士の責任を追及する全国会議
代表 弁護士 新里宏二
事務局長 弁護士 及川智志
〒271-0091 千葉県松戸市本町5-9 浅野ビル3階 市民の法律事務所内
電話047(360)2123 FAX047(362)7038 http://takefuji-tsuikyu.com/

事務局次長 司法書士 乾 亮太朗

第5陣の2回目の傍聴ニュースをお送りします。

第5陣2回目8月20日10時~522号大法廷

1、出廷した当事者、裁判官、書記官

原告側は、新里団長、及川弁護士が出廷。被告代理人の弁護士さんは5名出廷しておられました。
事件番号平成24年(ワ)第5748号損害賠償請求事件
東京地裁43部合議B1係、荻原秀紀裁判長、鎌野真敬裁判官、手塚隆成裁判官、前田久徳書記官です。
書記官さんが変わっていますね。

2、主なやりとり

(※法廷でのメモのおこしです。)

荻原裁判長
それでは開廷します。
原告からは8月20日付の第1から第4準備書面が提出されていますが、陳述されますね。

原告代理人
はい、陳述します。

荻原裁判長
甲号証として4から57、甲B1から65、甲C1から2、が提出されています。
これは写しですか。

原告代理人
一部が原本です、書籍です。

荻原裁判長
甲8号証ですね。

原告代理人
はい

荻原裁判長
甲8号証は原本ということですが、被告はよろしいですか。

被告代理人
はい

荻原裁判長
あと、原告から上申書が出ています。

原告代理人
第1準備書面の要旨を口頭で述べさせていただきたいと思います。

荻原裁判長
原告の代表が意見陳述をされるということでしょうか。

原告代理人
いえ、意見ではなく、原告の準備書面の陳述です。

荻原裁判長
被告はどのように思われますか。

被告代理人
裁判所の判断にお任せします。

荻原裁判長
原告の口頭での陳述は毎回なされるのでしょうか。

原告代理人
傍聴人の方も多く、他の法廷でもさせて頂いています。
この法廷でも口頭での陳述をしたいと思います。

荻原裁判長
新たな主張をされるときに口頭での陳述をされるということでしょうか。

原告代理人
いえ、今回提出した第3、第4準備書面の要旨の口頭陳述を、次回期日で行いたいと思います。

荻原裁判長
次回は被告の主張の準備がなされるので、原告の口頭での意見陳述は、できればまとめて行っていただけないしょうか。
あと、被告はどのように対応されますか。

被告代理人
次回までに回答の必要性も含めて書面を提出します。

原告代理人
意見陳述
(以下、及川弁護士の陳述を簡略化して記載します)

1、被告らの主張
みなし弁済の適用があったとする被告の主張は詭弁である。

2、最高裁平成23年12月1日判決
この判決では、法17条書面に確定的な返済期間、返済金額等の記載がない場合、貸金業者は悪意で過払金を収受したものとされた。
名古屋高裁平成8年10月23日判決は、武富士の17条書面に返済期間、回数の記載のないことを明示した。
したがって、同判決以降、武富士は相当の根拠がなく、過払金を取得した。

3、法定事項の記載目的
貸金業規制法は、借り主にどの程度の期間で返済できるのかを判断させるために各回の弁済額、返済期間、返済回数を記載させることとした。
したがって、この記載は一義的、具体的、明確でかつ確定的でなくてはならない。

4、最高裁調査官解説
最高裁平成11年3月11日の調査官解説は、17条書面の必要的記載事項の一部が欠けていた場合、実務はみなし弁済が成立しないとする消極説を取っている。としている。
最高裁平成16年2月20日判決の調査官解説は、消極説が多数で実務の立場でもあるとされている。

5、学説
貸金業者側の学者も平成8年名古屋高裁判決に触れ、厳格説が主流であると言わざるをえないと述べている。

6、判例
貸金業規制法が施行された昭和58年以降、みなし弁済要件は厳格に解釈すべきと判示した、多数の地裁、高裁の裁判例があるほか、最高裁平成16年2月20日判決は、貸金業法の趣旨等から、みなし弁済規定は厳格に解釈すべきと判示した。
平成17年12月15日判決も、17条書面の交付も厳格に解釈しなければならず、17条1項所定の事項の記載がない場合は43条(みなし弁済)の適用要件を欠く、と判示した。

7、主務官庁の見解
法務省参事官、大蔵省銀行局通達、ガイドライン、解説本の記載を見ても、法で定めた記載事項を省略してよいという見解はない。

8、結論
以上の状況にもかかわらず、武富士が返済期間、返済回数の記載をしなかったのは、借り主が借金の重さに気づいて、契約関係から離れることを恐れたからに他ならない。
このように、法の規定を無視し、借り主を借金漬けにしようとした武富士にみなし弁済の適用がないことを被告らは知っていた。
被告らの弁解は失当である。

荻原裁判長
被告代理人に伺います。
反論の期間はどのくらい必要でしょうか。

被告代理人
1ヶ月半から二ヶ月くらい頂きたいと思います。

荻原裁判長
それでは、次回原告は、第4準備書面の要旨の口頭陳述を、約5分から10分程度でお願いします。
被告は書面を10月15日までに出していただけますか。

被告代理人
はい。

荻原裁判長
次回は10月29日の月曜日、午前10時から522号法廷で行います。
他にはございませんか?
それでは本日は以上です。

3、報告集会

今回は場所をとっていなかったのですが、522号法廷の横にある待合い室で、新里団長、及川弁護士から、これから武井家の責任を追及する一連の訴訟は佳境を迎える、みなさまの傍聴が力になり、裁判所に訴えかけることができている、これからもますます傍聴などを通じてお力添えをお願いしたい、といった裁判状況の説明がなされました。

以上

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