武富士の責任を追及する全国会議

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武富士一万人訴訟ニュース 第9号

武富士一万人訴訟ニュース 第9号

平成24年3月14日

司法書士 乾 亮太朗

第1陣4回目の期日が開かれました。

皆さんこんにちは。
3月13日午後1時30分、東京地方裁判所103号法廷で武富士一万人訴訟の第1陣訴訟の4回目の期日が開かれました。

第1陣、次回は進行協議期日となりました5月29日(火)午後15時30分から。

・・・進行協議期日って?
(後ほどご説明します。)

【約20名の方に傍聴をしていただきました。】

1、今回は全国訴訟第1陣の4回目の期日でした。

毎回遠くから傍聴に来て頂いている方には本当にご負担の大きいことだと思います。
ありがとうございます。

原告訴訟代理人は、及川弁護士他4名、被告訴訟代理人は6名出廷していました。
裁判官は、引き続き、太田晃詳裁判長、武藤真紀子裁判官、竹内幸伸裁判官、伊藤直也書記官で、変更はありませんでした。

2、主なやりとり

(※法廷でのメモのおこしです。)

大田裁判長
被告は準備書面(2)を陳述されますか。

被告代理人
はい。
(内容は)東京高等裁判所、地方裁判所等の判決で貸金業者の利息制限法による引き直し計算する義務の存在を否定しています。
また、求釈明や文書送付嘱託は不要であると考えています。

大田裁判長
乙27、28、29の有価証券報告書を写しで提出されますね。
原告は成立を争いますか。

原告代理人
争いません。

大田裁判長
今後の進行について、原告はご意見がありますか。

原告代理人
被告の主張によれば、利息制限法による引き直し義務があったか否かが主な争点であるとのことです。
引き直し義務がない、という被告の主張は、武富士が行っていた取引について、みなし弁済が成立することを前提にしているはずです。
その、みなし弁済が成立していたかどうかは、17条18条書面の要件が満たされているかどうかに係るものです。

また、被告は、以前、武富士から借りたものとして、乙号証のATM用紙を提出しています。
被告は、原告が提出を求めている17条18条書面をこれ以上提出しないとのことですが、まったく理解ができません。

被告代理人
引き直しの義務があるか否かと、書面の要件を満たしているかどうかは別の問題です。

原告代理人
被告の主張は、みなし弁済が成立しているので引き直し計算義務がないと言うのか、みなし弁済は設立していないけれども引き直し義務がないというのか、どちらの趣旨ですか。

大田裁判長
議論に入ってしまっているようなので、また、不正確にもなりますので(*そのへんで口頭での議論を止めるようにとの示唆)。
今後の手続についてご相談したいと思います。
今後この大法廷で行うのかという点と、双方の主張の骨子はそろそろ出てきたと思われますので、次回から弁論準備手続に入りたいと思いますがいかがでしょうか。

被告代理人
裁判所の指示に従います。

原告代理人
弁論準備手続になると、非公開となります。
傍聴人への配慮をお願いします。
法廷を移すことについては裁判所にお任せします。

大田裁判長
わかりました。
それでは次回は、弁論準備手続ではなく、進行協議手続にしたいと思います。

原告代理人
傍聴人への配慮をしていただけるのであれば、進行協議手続でもかまいません。

大田裁判長
原告は争点の要旨を提出していただけませんか。

原告代理人
検討させていただきます。

大田裁判長
次回被告準備書面への反論とあわせて提出して頂けると助かります。
文書の送付嘱託についてはその後に判断したいと思います

※ 法廷では録音が禁止されます。
メモを取っているのですが、原告被告の弁護士さん同士がまともにやりあう会話に、ついて行くだけで必死です。
実際の会話ではなく、僕が傍聴席に座っていて感じた、だいたいの印象ということでご了承ください。

3、進行協議期日

(民事訴訟法規則第95条)とは

訴訟は「弁論」で行うのが原則です。
弁論は公開することが義務づけられているので、傍聴人が裁判の適正な進行を見守ることができます。
ところで、今回の期日で次回は「進行協議期日」を行うこととされました。
これはなぜでしょうか。

進行協議期日では、「今後の審理を充実させることを目的として、(中略)口頭弁論における証拠調べと争点との関係の確認、その他訴訟の進行に関して必要な事項について協議を行うものとする」と規定されています。

第一陣も4回目を迎え、双方の主張もだいたい明らかになってきました。
そこで今後双方の主張のどこが争点になるのか、口頭で議論して詰めましょうということです。

これは弁論期日に行ってもよいのですが、法廷は大きく、双方の代理人と裁判官の距離がはなれているため話し合いがしにくいこと(特に裁判官は席が高いので話しづらいでしょうね)、法廷では使える時間が限られるため込み入った話がしづらいことなどから、30分から1時間程度かけて「進行協議」を行うことがあります。
進行協議の部屋はあまり大きなところはとれないのが普通です。
ただ、今回の訴訟の進行協議では、傍聴人に配慮して、できるだけ大きな部屋を確保してもらうことになりました。

4、報告集会

今回は法廷の外を出た場所で短時間のミニ報告会を行いました。

及川弁護士から、進行協議に関する僕からの基本的質問に対する回答(すみません・・)や、原告被告の代理人間で行われたやりとりについての解説がありました。

5、おまけ

今日の期日でもビラ配りを行いました。
同じ場所で、狭山事件で無期懲役刑を科せられた石川一雄さんが、裁判所の前で無罪と再審の実現を求める署名運動をされていました。
この職業について実感したのは、裁判所も間違える、ということです。
人が行う手続なので、間違えることもあると思います。
しかし、間違えたらやり直すことができる手続であって欲しいと思います。

以上

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