武富士の責任を追及する全国会議

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武富士一万人訴訟ニュース 第73号(1陣控訴1回)

武富士一万人訴訟ニュース 第73号(1陣控訴1回)

平成27年4月21日

武富士の責任を追及する全国会議
代表 弁護士 新里宏二
事務局長 弁護士 及川智志
〒271-0091 千葉県松戸市本町5-9 浅野ビル3階 市民の法律事務所内
電話047(360)2123 FAX047(362)7038  http://takefuji-tsuikyu.com/

報告;司法書士 芦田 笑美子

全国訴訟第1・7陣の控訴審第1回期日がありました。

4月21日、午後2時、第1・7陣(併合)の第1回控訴審期日が東京高等裁判所809号法廷で開かれました。

昨年3月14日に、全国訴訟では最初に第一審判決が出ていたこの1・7陣でしたが、訴訟救助の判断等に時間がかかり、ようやく最初の期日が設けられました。
担当は東京高裁第8民事部、裁判長は髙世三郎判事、裁判官は本間健裕判事、中島基至判事です。

控訴人(原告)代理人6名、被控訴人(被告)代理人5名、傍聴人5名が出廷し、時間どおりに始まりました。

訴訟指揮は非常に丁寧で、控訴人の控訴状、準備書面の陳述、被控訴人の控訴理由書、準備書面の陳述、各当事者の証拠の提出、人証申立、文書送付・調査嘱託申立等、よどみなく淡々とこなされていました。
私が印象的だったのは、大量の書面をきちんと付箋を付けて仕訳されていて、特に(左陪席ではなく)右陪席が各書面をしっかり把握して、裁判長に示していた点です。

次に、控訴人本人の意見陳述と、控訴人第2~4準備書面の弁論要旨の陳述が許可され、それぞれ陳述がありました。

控訴人本人の意見陳述は、千葉県から勇気をもって足を運んでいただいた当事者の方で、親族を助けるためにした借金に、昭和50年代から苦しめられたのに、それが払う必要がなかったものだと知った悔しさがにじみ出ていました。
判事3人ともが、きちんと一生懸命陳述をするご本人の姿を見ていて、意見陳述が終わった瞬間、ご本人のやるせなさが伝わった、そんな空気感が漂った気がしました。

続いて和田弁護士が行った弁論要旨の陳述では、控訴審で追加した新主張の要旨として、会社更生申立て当時、武富士が「窮境にある株式会社」にあたらず、武井俊樹の課税処分取消訴訟を有利に運ぶための便法であったことをわかりやすく述べていただきました。

この弁論要旨陳述の中で、和田弁護士が、閲覧制限が解除されて入手できた資料の関係で、次回主張の補充を予定していると述べたことから、陳述が終わってから、裁判長がその補充書面の提出時期について質問しました。
また、別件訴訟の進捗についての質問があり、及川弁護士が回答の上、現段階で進捗にばらつきがあり、本件でも被控訴人の反論を待ってから控訴人の追加主張を出すか、控訴人の追加主張を出し、それらにまとめて被控訴人が反論をするか調整した結果、先に控訴人の追加主張を提出することになり、最終的には補充・追加書面の提出期限は5月12日と指定されました。

次に、被控訴人より、控訴人第4準備書面に「残高告知義務違反」の主張があるが、これは「時機に後れた攻撃防御方法」である(もっと早く出せた主張なのに、遅くされたことで反論が十分にできないので、裁判で扱うべきではない、という趣旨)、との主張がありました。

これに対し、及川弁護士より、この点について被告本人尋問を行った大阪地裁の判決が5月8日に出る予定であり、これを踏まえての補充の予定もあるが、いずれにしても、既に「正確な残高を記載した書面を利用者に交付する義務」があったことは主張済みであるところ、今回の主張は、「正確な計算ができなくても、残高が違っている可能性がある旨を告知する義務」は最低限あるだろうというものであり、前者に後者は包含される関係にあるから、新しい主張の追加には当たらない旨の反論がありました。

このやり取りを聞いた裁判長からは、まずは今の被控訴人の主張を書面で提出することと、その後控訴人の反論も同様に書面にすることの指示がありました。

続いて、和田弁護士より、次回、新主張の補充の骨子として、被控訴人らの主張の矛盾点や、武富士が倒産する状況になかったことの補充を予定している旨の発言がありました。

以上の経緯から、5月12日提出予定の書面への反論も含めた被控訴人の反論書面の提出期限を6月25日とし、あわせて、5月8日予定の大阪地裁判決を踏まえた控訴人の主張書面の提出の期限も同日(ただし、早めに出せる分は提出する)と指定されました。

最後に、次回期日を7月9日(木)14:00(809号法廷)と指定して終了しました。

【期日の振り返り】

期日の後、場所を隣の待合室に変えて、振り返りを行いました。

3連続期日のせいか、傍聴人席はさびしく、主に当事者の方が見守ってくださいました。

それでも、本件については、いろんな場面で各判事が小さく頷くような仕草を見せるなど、無関心な態度ではないと感じました。
一方で、書面の提出計画を細かく決めていく姿勢には、早目の結審を想定しているようにも見えるので、気を引き締めていかなければと思いました。

今後とも、まずます力のある主張を展開していく所存ですので、引き続きのご支援をお願いいたします。

以上

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