武富士の責任を追及する全国会議

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武富士一万人訴訟ニュース 第76号(3陣控訴3回)

武富士一万人訴訟ニュース 第76号(3陣控訴3回)

平成27年5月13日

武富士の責任を追及する全国会議
代表 弁護士 新里宏二
事務局長 弁護士 及川智志
〒271-0091 千葉県松戸市本町5-9 浅野ビル3階 市民の法律事務所内
電話047(360)2123 FAX047(362)7038 http://takefuji-tsuikyu.com/

報告;司法書士 芦田 笑美子

全国訴訟第3陣の控訴審第3回期日がありました。

5月13日午前11時から、第3陣の第3回控訴審期日が東京高等裁判所424号法廷で開かれました。

担当は東京高裁第22民事部、裁判長が加藤新太郎判事から河野清孝判事に、裁判官のうち右陪席が峯俊之判事から古谷恭一郎判事に交替し、左陪席は小林康彦判事から変更なし、という構成に代わりました。

控訴人(原告)代理人6名、被控訴人(被告)代理人5名、傍聴人9名が出廷し、時間どおりに始まりました。

まずは、裁判体の変更に伴い、弁論の更新がありました。

次に双方の準備書面の陳述、各当事者の証拠の提出等の弁論がありました。

続いて、控訴人側から請求済みの文書送付嘱託、調査嘱託、証拠申出(本人・証人尋問)につき、裁判所がその採否を判断するにあたって、武井健晃と小畑英一管財人の尋問について被控訴人側に口頭での意見を求めたところ、いずれもすでに提出済みの客観的証拠で判断材料はそろっているため、採用すべきでないとの意見が出されました。

これに対し、控訴人側より、証拠申出等についての必要性の補充として、会社更生申立て直前の会社の状況に関する被控訴人健晃の主張が、管財人から訴えられた別件訴訟と全く異なることは矛盾であり、健晃本人と管財人本人に対する尋問によって直接確認する必要性がある等の主張がなされましたが、裁判長は「一応、ご意見はうかがいました」として、この後合議をして証拠申出等の採否について、判断すると発言しました。

くわえて、控訴人側より、今回提出された被控訴人の準備書面のうち、会社更生申立直前である平成22年5月から9月に「事情の大きな変動」があったとの被控訴人の主張や、会計原則等についても反論したいと述べましたが、これに対しても裁判長は「一応、うかがっておきます」と返すにとどまりました。

ここで、事前に申請していた控訴人準備書面の要旨の陳述が認められ、和田弁護士より、被控訴人健晃の会社更生申立てに至る経緯に関する主張が別件訴訟と大きく矛盾する点や、武富士の安全性分析と他の消費者金融会社との比較などについて、証拠から明らかになった事実を生かした弁論がなされました。

その後、裁判長が控訴人側に対し、「控訴人の主張は一応出そろったということでよいか」と尋ねたので、控訴人側は、大阪地裁(顧客側一部勝訴)判決の直接損害に関する判断の部分の補充の必要性、本日提出された被控訴人準備書面への反論の検討の必要性等を述べ、期日の続行を求めました。
一方、被控訴人は既に議論は出尽くしているとの姿勢を崩さず、ここで証拠の採否について合議することとなり、一旦5分間休廷にし、裁判官らは退室しました。

再開後、裁判長は、文書送付嘱託、調査嘱託、証拠申出のいずれをも不採用とすると決定し、さらに、弁論終結に機が熟している、もし加えて主張したいことがあれば、判決までの期日を長めにとるので、その間に提出することは許容する、と発言しました。

これに対し、控訴人側は、弁論終結後の書類提出という不正規な形ではなく、本日提出の被控訴人準備書面への反論や、事情の変動に係る新しい矛盾点の精査、大阪地裁判決の判断の精査などを経たうえでの主張の補充のため、もう一期日もうけるべきであると主張しました。

また、この事件が全国の極めて多数の被害者の権利救済に関わる重大なものであること、したがって、裁判所は慎重に審理を尽くすべきであることなどを重ねて控訴人側から論じました。
裁判長は、健晃の主張の矛盾は、裁判が違えば当然である旨の発言をしたものの、再度合議のため3分間休廷としました。

しかしながら、裁判所は、再再開後も訴訟指揮を変えず、本日で弁論を終結し、判決期日を7月29日(水)13:10と指定し、本日の期日を終了しました。

【期日の振り返り】

期日の後、場所を隣の待合室に変えて、期日の振り返りを行いました。

本日の街宣は、他の複数の街宣活動と重なるたいへんな状況でしたが、250部のチラシのすべてを配りきることができました。

しかし、大変遺憾ながら、裁判体が代わってすぐの、拙速な弁論終結となってしまいました。
弁論要旨の陳述を聞く裁判所の姿勢を見る限りでも、初めから弁論終結の方針を決めていたのではないかという印象を持ちました

弁論は終わってしまいましたが、書面の追加提出については認められましたので、提出期限は設けられませんでしたが、弁護団は、可及的速やかに書面を追加提出する方針を確認しました。

私たちがやるべきことをやり尽くし、司法の正義にかなう判決を待ちたいと思います。
全国の被害者のみなさまのため、最後まで闘い続けます。

以上

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