武富士の責任を追及する全国会議

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武富士一万人訴訟ニュース 第54号(3陣10回目)

武富士一万人訴訟ニュース 第54号(3陣10回目)

平成25年9月4日

武富士の責任を追及する全国会議
代表 弁護士 新里宏二
事務局長 弁護士及川智志
〒271-0091 千葉県松戸市本町5-9 浅野ビル3階 市民の法律事務所内
電話047(360)2123 FAX047(362)7038

報告 事務局次長 司法書士 乾 亮太朗

皆さんこんにちは。
本日東京地裁裁判所で行われた、裁判の報告をお送りします。
前回は48号でお知らせしています。
第3陣10回目9月4日午後2時30分~東京地裁530号法廷

1、出廷した当事者、裁判官、書記官

期日表の裁判官のメモを忘れました。弁論の更新がなかったので,戸田久裁判長,石井義規裁判官,中野雄壱裁判官に変更はないと思われます。
原告代理人2名,被告代理人4名が出廷しました。
傍聴席には7名です。

2、主なやりとり

※法廷でのメモのおこしです。()内は僕の解説です。

戸田裁判長
被告は第14準備書面を陳述されますか。

被告代理人
はい,陳述します。

戸田裁判長
原告は,小畑管財人に対する証拠申出(証人尋問申請)を出されていますね。
被告はご意見がありますか。

被告代理人
管財人に対する尋問は不要であると考えます。
武富士の事業継続中(更正前)の事実は管財人が直接体験したことではなく,管財人の主観は不必要であるためです。

戸田裁判長
被告は意見書を提出されますか。

被告代理人
はい,その予定です。

戸田裁判長
原告は,証拠申出書にさらに(詳細な理由を記載した)書面を提出されますか。

原告代理人
はい,提出します。
なお,管財人尋問の必要性について述べます。
小畑管財人は,ただの管財人ではありません。
武富士の会社更生の申立を依頼され申立の準備段階から関与した代理人です。
利息制限法に基づく引き直し計算も行いました。
本件では,顧客との取引の引き直し計算が,容易であったか,難しいものであったか,そこも争点となっています。

被告はこの点について,利息制限法に基づく引き直し計算は不可能であった,と主張しています。

しかし,申立前に管財人は,引き直し計算を行っています。
原告は,被告の主張とは違い,引き直し計算は可能であったと考えています。
私たち自身も,日常業務の中で,計算ソフトを使って引き直し計算をしています,それと同じことだと考えています。

なお,この点について,8月30日に被告武井健晃氏に質問をしましたが,わからない,覚えていない,記憶にない,という趣旨の回答でした。
また,社債の償還資金はあったけど,更正申立をした,との回答もありました。
すなわち,黒字であったにもかかわらず,倒産をした理由も明らかではありません。
準備段階における小畑氏の認識を確かめる必要があります。
それには,直接の尋問が不可欠と考えるため,今回の申請に至ったものです。

戸田裁判長
それでは,被告からの意見書を踏まえて,原告からの追加の書面をご提出いただくということにします。
まあ,尋問以外の方法があれば,その方法で(管財人への問い合わせは)やっても良いかと思いますが。

原告代理人
これまで,小畑管財人に対しては,例えば、利息返還引当金についての調査嘱託を行っています。
小畑管財人からは,「当時の従業員が退職したので回答できない」との回答が寄せられています。
しかし,武富士の会社更生申立は,過払金の増加によるものと小畑管財人自身が述べています。
この過払金の返還に対する引当金をいくらにするか,という判断は会社の帰趨を左右する事案であり,従業員の記憶以外にも書類等の客観的な記録があるはずです。
その点についても管財人に質したいと考えます。
このように,調査嘱託は奏功しないと考えるため,本人尋問が必要と考えます。

戸田裁判長
それでは,管財人を尋問をしても,同じ回答になるのではないでしょうか。

原告代理人
合理的な回答を得られるように追及したいと考えます。

被告代理人
小畑管財人をこの法廷に呼んでも,客観的なものが明らかにならないと考えます。
被告は,小畑管財人が各債権者に送付した引き直し計算書を,裁判所に提出しようと考えます。

原告代理人
被告は,引き直し計算が不可能であった,と主張されておられます。
管財人の計算書は,被告のご主張とは無関係なのではないかと思われます。

被告代理人
いえ,取り引きの分断等を考慮しなければ不可能ではありません。

原告代理人
原告は,武富士がどのようなデータをどのように管理していたのか,どのような手順を踏むことによって利息制限法引き直し計算が可能であったのかといった点について管財人を尋問したいと考えています。

被告代理人
管財人が行ったような(分断等を考慮しない)引き直し計算を不可能とは述べていません。
被告が主張しているのは,分断等を考慮した計算は不可能であったというものです。

原告代理人
原告は,引き直し計算そのものは,やればできたはずだ,ということを(小畑管財人の証人尋問によって)立証したいと考えています。

被告代理人
(証人尋問は)必要ないと考えます。
この点については書面を提出します。

戸田裁判長
(被告代理人に向かって)管財人が行ったのと同じ引き直し計算であれば,被告は可能であった,ということでよろしいですか?

被告代理人
・・・

戸田裁判長
管財人がやったことも不可能だったのでしょうか?

被告代理人
全社的には・・・

戸田裁判長
できなかったのですか?

被告代理人
その点については・・・

戸田裁判長
検討してください。

戸田裁判長
別事件の被告本人尋問調書があるとお聞きしていますが。

原告代理人
入手次第提出します。

原告代理人
前回原本を失念していた甲129,130号を提出します。
また,新たに甲189号から217号を提出します。

戸田裁判長
甲217号まで提出ですね。

原告代理人
はい

戸田裁判長
以上の点を踏まえて,双方ご準備ください。

原告代理人
調書は9月30日ころにできあがるようです。
その日以降の週に期日を指定していただくのが,訴訟経済に資すると考えます。

戸田裁判長
被告はご意見ありますか。

被告代理人
特に意見はありません

戸田裁判長
次回は,10月11日の金曜日の11時とします。
法廷は後ほどご連絡します(708号法廷となりました)。

以上

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